こんにちは、こげぱん🍎です。
12月の第二週に開催されたネット大会「プリティプリマ」において、かなり納得できる構築を作成できたので記事にしたいと思います。
今回使用したのはこちらの構築↓
かわいいw
プリティプリマとは
進化前のポケモンで、ちっちゃいポケモンしか参加できないネット大会です(大雑把)。一般的な進化前のバトルと違い進化の輝石を持たせることが可能になっています。
構築の要点
構築の軸はの4匹です。
ダクマとシュシュプの初手から手助け鉢巻インファイトor鉢巻インファイト+トリルを選択し、相手のダイマックスエースに大きく負荷をかけます(手助けを重ねると輝石を持っていないダイマックスポニータなども倒せる)。
トリルを選択してダクマが生き残っていた場合は、お先にどうぞによってもう1回インファイトを打ち込め、ほとんど試合が決まると言っても過言ではありません。
高耐久でトリル始動のできるシュシュプで相手のダイマックスを誘発し、こちらはワンテンポ遅れてトリルからダルマッカを通すという作戦です。
補完2枠について
ダクマ+シュシュプの先発で主にきついのは、上からダクマをワンパンしてくる晴れ構築です。
(or)+の並びはどちらが晴れエースとして前に出てくるかわからず、晴れギミック自体を後発に置くこともできるため対策が非常に困難でした。
はじめは+の並びの手動雨による対策を考えていましたが、ロコンが襷を持っていたり、ゴンべやサニーゴなどの高耐久ポケモンに引かれるだけで残数有利を取れずにダイマックスを消費してしまうことが気になりました。
次に、襷を持ったCSモンジャラが候補に挙がりました。の選出をすることで、ヒトカゲが出てきた場合はダイロックをロコンに押しながらヒトカゲにトライアタックを選択して簡単に残数有利を取ることができます。モンジャラが出てきた場合は、ヘドロばくだんとダイアタックをモンジャラに集中することで、眠り粉をされてる場合はヘドロばくだんで倒せ、ダイマックスされてる場合も1ターンで倒すことができます。構築を共有したファイツさんは、襷モンジャラで参加しました。しかし、輝石を持ったモンジャラや最速モンジャラが予想以上に多かったということで、有効な対策になっていないことがわかりました。(考察不足に巻き込んでしまい申し訳ないです…)
そこで思いついたのが+の初手です。晴れ構築は大抵の場合炎が一貫しておりトリルさえできればダルマッカで押し切れるので、そのサポートをスカーフアノプスに任せた形です。ヒトカゲ+ロコン相手には上から雪崩を当てることで、シュシュプが確実にトリルをできるようになります。ヒトカゲがダイマックス+ロコンが襷の場合のみ裏目ですが、アノプスのダイマックスも警戒しなければいけないなかその選択は無理といってもいいでしょう。初手がモンジャラ+ロコンだった場合は、ロコンにロックブラストを選択することでトリルを張ることができます。トリルを張ったターンにアノプスが生き残っていても、お先にどうぞの存在により後手に回ることがないのがこの先発の強みです。
スカーフアノプス1枠で対晴れの立ち回りが確立してしまったため、最後の枠には能力が高くポリゴンに代わり詰め筋になれる可能性があるを採用しています。
個体詳細
ダクマ@鉢巻 せいしんりょく
135-148-88-x-70-124
インファイト/燕返し/アイアンヘッド/とんぼ返り
・最速60族を抜ける準速
・陽気ニューラのトリプルアクセルをほとんど耐える
サブの技構成は、初手でやられてはいけないときに撃つとんぼ返り・フェアリータイプを殴るのに使うアイアンヘッド・緊急的にダイマックスするときにダクマを起点にできる燕返しで完結しています。手助けインファイトでダイマックスしたガーディやワシボン、H振り輝石ポリゴンなどを一撃で倒すことができ、インターネット大会で重視したい火力の初見殺しという点にマッチしています。ゴーストタイプに引かれた場合でも、インファイトによる耐久低下がないので基本的に相手の技を耐えることができ、もう一度行動できます。強気に動かすことが重要だと感じました。意地っ張りなためニャビーなどには先に動かれてしまいますが、ニャビーを使った時にあまり強さを感じなかったことから、上位層で使う人は少ないだろうということで割り切りました。
シュシュプ@ラム アロマベール
185-x-94-83-114-25
ムーンフォース/手助け/お先にどうぞ/トリックルーム
・ダクマと初手で並べた時にダウンロードでAが上がる
・補正をかけずにAに振り切ったポリゴンの+1ギガインパクト確定耐え
・珠特化モンジャラのダイソウゲン(140)確定耐え
手助けとトリックルームを覚えるポケモンの中で一番強そうだったため採用しました。特性と道具により挑発や催眠術などにも妨害されずトリックルームができるのは唯一無二の長所です。挑発はそもそも撃たれないので実際どれほど役に立っていたかわかりませんが、味方が呪われボディに触れるのを防いだという表示がたびたび出たのでかなり強力な特性でした。手助けは、まねっこによりトリル対策をしようとしている構築にEasy Winを取るのにも役立ちます。火力に振らずとも、弱点を突ければ確定二発にはまとめきる最低限の火力があるため、もっと使われてもいいポケモンだったと感じました。
ポリゴン@輝石 ダウンロード
172-x-97-140-98-40
トライアタック/シャドーボール/自己再生/トリックルーム
・+1トラアタでダクマ確定一発
・意地ダクマのインファイトをほぼ耐え
・陽気ワシボンの珠ダイジェット(140)を確定耐え
・ダウンロード対策のB<D
・トリル中に繰り出すことを考えて最遅
対晴れで前を張ることがなくなったためダイアイス媒体や防塵ゴーグルを採用する必要がなく、最も汎用性の高い型にまとめることができています。トリル下でダルマッカより先に動けることで、相手の木の実に引っ掛かることなく確実に1匹ずつ処理する動きが可能になっています。先発がダイスチルを撃たれた場合はポリゴンを出してCを上げつつ殴る・ダイアースを撃たれた場合はダルマッカで殴るといったように、トリルエースの役割分担ができているのも強力なポイントです。
ダルマッカ@珠 はりきり
159-156-74-x-75-49
フレアドライブ/ジャイロボール/穴を掘る/守る
・珠ダメージ最小
・ダウンロード対策をしつつBD振り分け
メイントリルアタッカー。命の珠×張り切り×手助けの火力はすさまじく、輝石を持っていないダイマックスポケモンは全員一撃で吹き飛びます。ダイマックス技もどれも強力で、2ターン目から手助けすら必要なくなるダイバーン・ポリゴンに乗せることで相手がダイウォールするかの択を消せるダイスチル・ダイアースで完結しています。相手のダイマックスポケモンを倒せそうなときはダイバーン、怪しい時は隣にダイアースorダイスチルを選択することで、耐久は高いとは言えませんがかなり長生きできます。
アノプス@スカーフ カブトアーマー
120-147-70-x-71-139
岩雪崩/ロックブラスト/シザークロス/はたき落とす
・臆病スカーフヒトカゲを抜くために最速
・ダウンロード対策で余りはD
晴れパに圧力をかけられる岩雪崩とロックブラスト両採用、選出を裏切られてしまった時に最低限以上の仕事ができるはたき落とすまでは確定として、最後の枠にはダイマックス時に使える可能性が高いシザークロスを採用しました。雨乞いギミックを入れていないことから特性をカブトアーマーにして登録してしまいましたが、対雨でも選出できるようにすいすいにするべきだったと激しく後悔しました(幸い、すいすいでないせいで負けた試合はありませんでした)。レート1800をかけた最終戦で雪かきクマシュンの上から雪崩でワンパンするなど、想定していた以上の使い方もできました。耐久が低いことにだけ注意が必要です。
べベノム@黒いヘドロ ビーストブースト
165-x-88-121-92-113
ヘドロばくだん/どくどく/身代わり/守る
・ポリゴンの破壊光線確定耐え
・D-1ダクマをヘド爆で確定
・準速60族抜き
ダルマッカのダイアースやダイスチルをポリゴンの代わりに乗せて、サニーゴやゴンべ、ポリゴンなどを詰める枠として採用しました。しかし、呪いサニーゴに返り討ちにあったり、トリルターン中に繰り出しても上から身代わりできない(当たり前)ことに気づき後半は見せポケと化していました。地面の一貫がきつい構築なので、浮遊ドガースを代わりに採用した方が役割にはあっていたかもしれません。
選出と立ち回り
コンセプトの部分で書いたことの繰り返しになりますが一応記載しておきます。
基本選出
先発+
後発+
手助けインファまたはインファトリルを選択し、早めにどちらかには退場してもらいます。トリルが張れていないならポリゴンで再度トリルを狙い、トリルが張れていればシュシュプダルマッカの並びで一気に攻めていきます。ダクマを大事にしたい場合は、初手にとんぼ返りポリゴン出しから入ることがあります。高耐久なうえ自己再生があるので、大惨事になることはありません。
vs晴れ
先発+
後発+
シュシュプの命を脅かす危険なポケモンたちをアノプスでどけながらトリルをします。あとは同じ流れです。
重いポケモン
ゴンべ
トリル下で対面してはいけません。上手い人はトリル下で対面させてきます。
リオル
コーチング+ダイマ技でシュシュプが倒されるので危険です。後半はほとんど手助け+インファイトを決め打ちしてました。ポリゴンを死に出しして、ダクマをどけておきたい気持ちにさせながらトリルします。
最遅サニーゴ
トリル下でダルマッカを上からシナシナにしてきて危険です。厳選が大変だったのか、ほとんど見かけませんでした。
ナックラー・ドロバンコ
ナックラーはともかく、ドロバンコは素早さの関係がわからないので大変危険です。ポリゴンで様子見してダイスチルを使わせず、ダイマックスが終わったところをダルマッカで倒します。
結果
33勝10敗 R1812 最終8位
最後に
ここ最近ネット大会やランクバトル、Bo3の大会などで不調が続いていたので、久しぶりに満足のいく結果を出せて嬉しいです。最終日の夜に始めて序盤で3連敗するなど苦しい大会でしたが、上位の人に高い勝率を保てたのが良かったのかなと思います。ただ、最終1位チャレをプレイミスで通してしまったり、Sejun̪氏に動きを読み切られて負けたりと悔しい部分もあったので、いっそう精進しようと思います。
最後に、構築の弱点を洗い出し修正するのに付き合ってくれたぶんさん・ファイツさん、べベノムとダクマを貸してくれたわるいサンダースにかなり激しく感謝しています!