【s9最終2005】対面エスバキッス

こんばんは、こげぱんです。
s9ダブルでレート2005、最終14位を達成できたのでリバティノート様に投稿させていただきました。

liberty-note.com


ポケモンアイコンの追加など、個人でやると面倒な部分をやっていただきとても見やすくなりました。感謝しています!
s10からの上位禁止ダブルでも良い結果を残せたらなと思います。レート2000から潜って1桁を狙える人になりたい

文字だけverを一応自分のブログにも保存しておきます

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レンタルチームID: 0000 0006 C4JH 4N

・構築名
対面式エスバキッスウーラオス

・はじめに
初めまして、こげぱん(@kogepannachan)です。
この度は、シーズン9のランクバトルダブルルールで、目標であったレート2000を78勝26敗と比較的高い勝率で達成できたので終盤に使用していた構築の記事を寄稿させていただきました。
新シリーズでは使用できない構築になりますが、鎧環境の振り返りとして読んでいただけると嬉しいです。

・構築経緯
行動保証のある先発2匹でS操作&削りを行い、死に出しのダイジェットエースと非ダイマックスエースで全抜きしていく構築が強力だと考えました。
先発候補として真っ先に挙がったのがCSジバコイルでした。頑丈+エレキネットによって行動回数を2回以上稼ぐことができ、メガネを持たせることで耐久に振ったトゲキッスですらエレキネット2発で落とせる火力を誇ります。地面タイプが鎧環境にほとんどいないことも追い風でした。
ダイジェットエースとしてはこの指止まれによるサポートもできるトゲキッスと、ダイマックス技がどれも強力であるエースバーンにすんなり決まりました。非ダイマックスエースは興味本位で命の珠ウーラオスを使っていたところ、試合終盤によく発生する守るかどうかの択を減らすことができエースバーンのダイナックルとも噛み合ってたのでそのまま採用しました。
2匹目の先発要員については、襷を持った凍風欠伸キングドラやリンドの実を持った凍風手助けミロカロス、襷電磁波バンギラスなどを試しましたが、どれも圧力に欠けてしっくり来ませんでした。
そこで一旦思考を放棄し、取り敢えずレートを上げるために気になっていただびでさんの構築(https://liberty-note.com/2020/08/14/japan-no1-honsen-dabide) を使い込んでみたところ、大きな発見を得られました。

・襷を持ったウーラオスが、威嚇や壁を無視できる上に複数回行動でき先発性能が高い
フシギバナのダイアシッドの後に撃つトゲキ
ッスの急所マジカルシャインが強い

無理に先発要員を組み込まなくても、もともと考えていた構築には先発適正もあるポケモンが揃っていたことに気付き、ウーラオスの持ち物を気合いの襷に変更しました。また、だびでさんの構築を使っていて非常に手応えの良かった先発トゲキッス+ウーラオス、裏フシギバナコータスを崩したくないと思って、フシギバナコータスをそのまま採用し、構築が完成しました。
トリックルームを展開できないとどっちが強運か対決しないといけなくなってしまっていた対ダイマックストゲキッスも、ジバコイルのお陰であまり苦戦しなくなったので噛み合いは良かったと思います。

・個体詳細
エースバーン ※非キョダイマックス個体
持ち物:白いハーブ
性格:陽気
特性:リベロ
実数値:157(12)-167(244)-95-*-95-188(252)
火炎ボール/とび膝蹴り/とびはねる/身代わり
調整:身代わりを3回置ける、最速、残り攻撃

この構築のエースです。キョダイマックス個体ではないのは、ダイバーンによってフシギバナを加速させる目的と対砂パ意識です。
持ち物の白いハーブによってガオガエンを後投げして強引に耐えようとする動きを否定することができる他、先発に出す選択肢が増えるというメリットがあります。
ダイマックスエースにはダイウォール媒体が欲しいと考えていたので、今回は身代わりを採用してみました。これによって、先発ガオガエン+モロバレルのような初手に対して大きなアドバンテージを得られます。ガオガエンは威嚇をするために一度引いて、モロバレルでキノコの胞子をしてくるケースがほとんどだからです。また、後発のトゲキッス+エースバーンで、トゲキッスダイマックスを切りながらエースバーンは身代わりで相手のダイマックス技をいなし、小さくなった相手を火炎ボールで〆るといった器用な動きもできるようになりました。
それ以外はいたって普通で、予想通りの活躍をしてくれました。

トゲキッス
持ち物:鋭い牙
性格:控えめ
特性:強運
実数値:181(164)-*-116(4)-168(100)-136(4)-130(236)
マジカルシャイン/エアスラ/この指/守る
調整:だびでさんのフシギバナ抜き、急所ダイフェアリーでHPに振り切ったダイマックスドラパルトを一撃で処理、残り耐久

ダイマックスさせて急所で全員倒す他、マジカルシャインで削りつつ守るによって相手の先発ダイマックスを枯らす役割も担わせたいのでこの構成に落ち着きました。
サイドチェンジがあればなぁという場面もありましたが、この指止まれによってウーラオスジバコイルが動ける回数を更に増やしたいことがそれなりにあったので、この構築だとこの指止まれ以外有り得ません。
捨て台詞やバークアウト、光の壁といった遅延する動きを無視できるので先発適正も後発ダイマックス適正もあり最高のポケモンでした。

ウーラオス(悪) ※非キョダイマックス個体
持ち物:気合いの襷
性格:陽気
特性:不可視の拳
実数値:176(4)-182(252)-120-*-80-163(252)
暗黒強打/インファイト/不意打ち/見切り
調整:火力と素早さ振り切り、余りHP

基本的にダイマックスさせずに戦うアタッカー。キョダイマックス個体でないのは、ウーラオスダイマックスさせるときは守るを貫通したいときというよりはダイアーク+マジカルシャインやヘドロ爆弾で詰め切りたいときと考えたからです。
気合いの襷による行動保証が本当に偉くて、先発でも後発の詰めでも活躍しました。
相性有利とされるトゲキッスですら、このポケモンを倒そうとする間にノーリスクで通りの良い悪強打点を2回も撃たれてしまうので、使っていても相手にしていても理不尽な強さを感じました。

ジバコイル
持ち物:拘り眼鏡
性格:臆病
特性:頑丈
実数値:145-*-135-182(252)-111(4)-123(252)
10万ボルト/ラスカ/エレキネット/破壊光線
調整:相手のバンギラスが最速か見分けるために最速、火力振り切り、残りD

守るを採用した弱点保険型も試していましたが、ダブルダメージエレキネット2発で耐久振りトゲキッスを倒せるのが余りにも大きかったので眼鏡で落ち着きました。
先発でS操作&削りをする以外にも、後発で出してダイジェットに乗せてスイープする役割も担えます。
破壊光線はやや増えていたストリンダーやパッチラゴンに打点になる他、ダイマックスしないといけない場面でダイアタックによる勝ち筋が生まれるかもしれないと思い採用しました。ただ、このポケモンダイマックスさせるときは不利な盤面が多く、ダイウォールしたい場面もあったのでサイドチェンジや守るを採用してみても面白かったかもしれません。

フシギバナ ※キョダイマックス個体
持ち物:命の珠
性格:控えめ
特性:葉緑素
実数値:155-*-104(4)-167(252)-120-132(252)
リーフストーム/ヘド爆/大地/守る
調整:火力特化、素早さ振り切り、余り防御

構築経緯でも触れたとおり、フシギバナのダイアシッド→トゲキッスマジカルシャインの動きが強いため素早さを伸ばしました。耐久はやや低いと感じることもありましたが、フェアリータイプへのヘド爆のダメージがギリギリなため特攻も削れませんでした。
眠り粉が欲しい場面は勿論ありましたが、それ以上にこの技たちは外せないと感じています。先発に出してヘイトを守るで透かしながらダイマックスポケモンに欠伸をする動きが強かったです。
ダイマックス技する場合はベンタツを撃つタイミングと、どの味方にダイアシッド・ダイアースの効果を付与するか考える必要があります。

コータス
持ち物:オボンのみ
性格:呑気
特性:日照り
実数値:175(236)-*-191(108)-105-111(164)-22
嫉妬の炎/ボディプレス/欠伸/守る
調整:特化キングドラの珠ダイストリームを晴れ下で確定耐え、余りB

アルカナさんの調整を参考にさせていただきました。素早さはトリル下でギガイアスに欠伸を撃ちたいので最遅で採用しています。
対トリル構築で時間稼ぎをしたいので初めて欠伸耐久型を試してみましたが、想像より遥かに強かったです。欠伸はドラパルトやトゲキッス・エースバーンなどのダイマックスポケモンに撃てる他、詰めにも使えたり交代読みをローリスクで決められたりと大変便利な技でした。
上位での対戦では嫉妬の炎の追加効果が発生することはほぼありませんでしたが、この指止まれを無視する全体技であり、欠伸をしたのに10%の火傷の追加効果を引いて裏目になるようなこともないので他の技より優秀に感じました。

・選出と立ち回り
いくつかの選出パターンを紹介します。

①先発トゲキッス+ウーラオス、後発バナコー
時間稼ぎと削りに長けた先発2匹で荒らし、後発のフシギバナコータスで詰めます。対トリックルームではイエッサンがこの指止まれしないといけない状況を作れるので、ウーラオスコータスに引きながらマジカルシャインで削り、守ると欠伸で時間を稼いでトリックルームをしのいでから猛攻を仕掛けます。

②先発バナコー+後発ウーラオス&トゲキッスorエス
対ドラパルト構築でよくこの選出をします。欠伸でダイマックスを流して、撃ち合いを有利に進めます。眠気を解除しようとする相手が何に交換するかを強気に読んで行動すると良いことがあります。外しても欠伸を重ねておけばもう一回交代読みのチャンスができます。

③先発ウーラオス+ジバコイル、後発バナコーorエスバキッス
行動保証のある2匹で削りと起点作りを行います。どっちかが倒されたときには有利な盤面が整っていることが多い、この構築の最も基本の選出です。

④先発トゲキッス+ジバコイル、後発バナコーorエスバウーラオス
ジバコイルの行動回数が試合の鍵になりそうなときにこの選出をします。特に対エースバーンでは、キョダイカキュウでジバコイルを倒されてしまうのを防ぐのが重要になります。

これ以外にもエースバーンを初手に投げたりと、多様な試合展開を取れるのがこの構築の強みだと考えています。以下、苦手な構築を挙げておきます。

・晴れリザードン
ジバコイルの10万ボルトやエレキネットを当てないと相当厳しいです。相手も当然それを理解しているので、敢えてリザードンを無視するなど強気な択を通さないといけません。

・ブリムオン入りトリル
対トリルをコータスの欠伸によるトリルターン枯らしに頼ってしまっているので厳しいです。ブリムオンにキョダイマックスされてしまうと混乱で守るもできないので負けてしまいます。欠伸ループを切るために出てきたところに急所マジカルシャインを当てるなどして、天罰だけは下されないように立ち回らなければいけません。

・最後に
今までは他人のレンタルパーティーを回してみることをせず自己流の構築ばかり使っていましたが、今回強い構築をレンタルすることで視野が広がりとても勉強になりました。素晴らしい構築を世に出してくれただびでさんとリバティノート様に感謝しています。
今月は制限つきダブルという全く新しいルールなので、他人の構築と見比べながら、自分の納得いく構築で上位を目指せたらいいなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!