セイムダブルビート振り返り

こんばんは。こげぱんです。今回は久しぶりのダブルバトルの特殊ルールネット大会「セイムダブルビート」に参加したので、その振り返りをしていこうと思います。

セイムダブルビートとは

8/13~8/15に開催されたダブルの特殊ルールネット大会。大きな特徴はポケモンと道具の重複が可能ということと、ガオガエンなど図鑑に載っていないポケモンと準伝が使えないことです。

欲しいと思った要素

・襷持ちのポケモンをケアできる

強力なアイテム「きあいのタスキ」を複数のポケモンが所持することができるため、(お前が襷か~い!)みたいな現象が頻発する確率が高いです。そのたびに勝率を下げないためにも、襷持ちをケアできる戦術が強いと考えました。

 例)

お見通しのポケモンを先発に置く

全体技→ダイマックス技の順に動けるような強力な並びを用意する

 

ポリゴン2サマヨールなどの高耐久ポケモンを崩す手段を用意する

耐久の高いポケモンを複数用意してダイスチルやダイアースで強化する戦術は、急所にこそ弱いですが格差マッチで負けにくく使用者が多いと考えられます。簡単に詰まされないためにもこれらのポケモンの対策は必須でしょう。

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滅びの歌を使えるポケモンを採用する

ダイナックルやダイアークを強く使えるポケモンを用意する

 

・眠り粉当てられたら負けという状況を減らす

フシギバナなども複数個体採用でき、フシギバナ以外にもダイマックスして強いポケモンを採用しやすいため、眠り粉の採用率は上がると考えられます。格差マッチを落とさないためにも対策しておくべきだと考えました。

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指持ちに防塵ゴーグルを持たせる

ダイマックスエースにラムを持たせる

 

・初見殺し

構築の噛み合い次第で、格上にも楽に可能性がある要素はネット大会だと価値が高いでしょう。

 

それらを踏まえて今回使用した構築はこちらです↓

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構築経緯

仲間大会で持ち物の初見殺しで統一パに倒されたこともあり、初手にお見通しのサマヨールを置くことから構築をスタートさせました。

初手にサマヨールの隣に置くポケモンとして、命の珠を持たせることで手助け込みで多くのダイマックスエースを一撃で破壊できるポケモンを探しました。そこで目についたのが控えめサザンドラです。このルールでダイマアタッカーとして採用されやすいであろうドリュウズフシギバナ、エースバーンなどを手助け込みで簡単に破壊することができます。呼ぶトゲキッスもダイスチルで突破できること、サマヨールと横の相性が良くサイチェンを効果的に使いやすいことも評価しました。

次に、トリルサポートもできて最も汎用的に粉バナを対策できるラムのみトゲキッスを採用しました。

続いて、サザンドラで相手を倒しながらトリルするプランを取るときに、トリルエースとして活躍しそうなポケモンを探しました。

まず目についたのはコータスです。サザンドラのダイアークと相性が良く、命中安定の全体技で押していけるのですんなり決まりました。

次に、相手のコータスと同速対決をすることは避けたかったので、2匹目のトリルエースとしてギガイアスを採用しました。ギガイアスダイマ権を譲る動きも強力です。

最後に、相手の初手トゲキッスがリリバのみだと確認できたときにもサマヨールを交代することでサザンドラで押していけるように、緊張感アーマーガアを採用しませんでしたトゲキッスが相手の構築にいた時に全試合選出するのに不安しかなかったので、代わりに対バンドリと対ポリゴン2を引き継げるローブシンを採用して構築が完成しました。

コンセプト

・お見通しで初見殺しに耐性を付ける

・相手視点有利なポケモンを誘い、火力による初見殺しをする(手助け・珠)

個体詳細

トゲキッス@ラム

控えめHCベース てんのめぐみ

マジシャ/エアスラ/指/守る

 バナコーに対して指を絡めて安定するようにラムを持たせて、サイチェンではなく指を採用しています。火力が高いこの構築において1回怯ませる意味はかなり大きいので、てんのめぐみエアスラ型にしてあります。

サザンドラが出しにくい構築に対しては初手に出し、殴りながらトリルのサポートをします。汎用性の高いポケモンなので初手からサザンドラの横に置いたり、後発に控えさせて詰めに使ったりと様々な使い方をしました。

 出す相手

フシギバナがいたら絶対、あとはノリ

 

サマヨール@輝石

生意気D厚め お見通し

ナイヘ/手助け/サイチェン/トリル

 バナコー以外には初手に出し、サイチェンか手助けをします。挑発されそうな場合(相手のバンギラスが襷など)は初手からサイチェンを使用していき、2ターン目以降も手助けかサイチェンをできるようにします。痛み分けを採用していないため体力の管理がシビアで、トリルを使うタイミングが難しいですが、トリルエースを2匹並べやすいというメリットもあります。

 出す相手

ザンキッスで出したいとき以外全試合で初手

 

コータス@木炭

冷静HC 日照り

噴火/熱風/大地/守る

 トリルした状態で降臨させればほぼ勝ちです。構築内に格闘打点があるため、ダイマ時の性能を評価してボディプレスではなく大地の力を採用しました。

 出す相手

トリルをメインに戦うときは後発に必ず置く

 

ギガイアス@珠

勇敢HAベース 砂起こし

雪崩/ヘビボン/馬鹿力/守る

 サマヨールの素早さ+1になるように調整してあります。ローブシンにナックルを積む動きをする可能性を考えて馬鹿力を採用しました。ヘビボンは地団駄の方が良かったかもわかりません。

 出す相手

コータス入り、リザードン入りには必ず

 

ローブシン@珠

意地ADベース 鉄の拳

ドレパン/冷パン/マッパ/守る

 珠を持たせることでダイマックス時の火力も出せるようにしました。CSトゲキッスを冷パンでワンパンできる火力が出るので、相手の台パンを誘いやすいです。

 出す相手

バンドリやポリゴン2のいる構築に対して絶対選出

 

サザンドラ@珠

控えめCS 浮遊

悪波/流星群/大文字/ラスカ

 控えめC特化することで、ダイマックスを貫通する火力を得られます。大体ダイマックスさせるので火力の高い技を選びました。基本的に初手に出してサマヨールと並べます。サザンドラが2回以上動けるorサマヨールがトリルできるのどちらかを押し付ける構築なので、ダイウォールがないことは気になりませんでした。 

出す相手

フェアリー2体など出せない場合を除いてだいたい初手

 

結果

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最高1763、最終1662

後半不利マッチしかなく、爆溶かしすることになってしまいました。最高レートを更新できないとわかった時点で撤退しました。

反省点

・サイチェンと火力による初見殺しに頼った構築だったので、数多く発生した再戦で弱さを露呈した

→最終日までに1戦しか潜っていなかったのが間違っていた

 ・影うちを切っていたため、サマヨールで相手のきあいのタスキをお見通したとしてもできることが限られていた

 ・滅びが強いと考察段階で分かっていたのに、マリルリを切った構築を選択してしまった

(けど1730とかから4連マリタンザンは違くない?)

最後に

バンドリやバナコーに対しては高い勝率を出せたものの、メタ外の構築に対してかなり難しい構築になってしまいました。

エースバーンを手助けダイドラグーンで倒せると言っても上から攻撃をもらってしまうので、今回上位に入賞した意地珠ドラパルト+手助けはなるほどなあと思いました。

生まれ変わってもう1回やるなら、意地弱保ドラパ+影トリルサマヨール+珠滅びマリルリみたいな感じで出たいです。

それはそうとして、ネット大会に向けて構築を一緒に考えることがこれまで少なかったので楽しかったです。相談してくれた方々、ありがとうございました!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!