初手ダイマポリロンゲ

こんばんは、こげぱん🍎です。
1/15~17の期間に開催されたダブルの公式大会「グローバルチャレンジ 2021 Winter」で最終1位を獲得することができたので、記念に使用した構築を記事に残しておこうと思います。
相手を鬱病にさせることに特化したかなり初見殺し的な内容なので、今後のランクバトル等では活躍しにくいかもしれません。読み物として最後まで読んでくれると嬉しいです。

↓使用構築
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Pokepaste:https://pokepast.es/2b97f83042d5538e

コンセプト

ポリ2+オーロンゲという一見受け身の先発から想定されにくい初手ダイマをし、相手を鬱病にさせる一気に数的有利を取っていく
ダイアタックによってSが下がった相手に有利を取れる後発ポケモンで詰める

これに尽きます。
初手ダイマで荒らした後の詰めとして、襷を持ったウーラオスと、相手のダイマが切れるのを待てる身代わり持ちポケモンに注目しました。
なお、ポリ2のダイマックスで相手に追い風させずに有利に立ち回るという考えは、s13で最終6位を達成されたレンさんの構築を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます。

個体詳細

※採用順に書いていきます

ポリゴン2

持ち物:輝石 勇敢 ダウンロード
161-145-110-157-115-72

ギガインパクト/トライアタック/吹雪/10万

初手に出してダイマックスで一気に試合を決める要員として採用しました。
従来のウオノラゴン構築は相手の追い風がキツく、追い風を張り合うなどの対策が必要です。しかし、先発にこのポケモンを出してトリルを匂わせることでエルフーントルネロスの挑発などの弱い行動を引き出し、追い風対策を考えなくて良くなりました。
また、両刀にすることでダウンロードでどちらの能力が上がっても攻め駒としての役割を果たせるようになりました。Cが上がった試合は嘘泣きと絡めて楽に勝ちやすいので、Aが上がったときの恩恵を大きくするために補正はAにかけてます。バークアウトなどの無意味な行動をしてもらえると、それだけで試合が楽になります。

ギガインパクト
元々はシャドーボールやダイウォールになる自己再生などの技を試していましたが、ダイマックス中の奇襲性能を意識して採用しました。Aが上がると耐久に振っていないGファイヤーを一撃で倒すほどの火力になります。

吹雪
サンダーをダイアイス+霰ダメージで倒せる確率を上げるために冷ビではなく吹雪を採用しました。霰が降ってる盤面が多いので、素撃ちする機会はあまりなく命中不安は気になりませんでした。

オーロンゲ

持ち物:満腹お香 慎重 いたずらごころ
199-141-93-x-133-82

ウルクラッシュ/トリック/嘘泣き/猫騙

調整はs12で使用したLacquerさんの構築のオーロンゲをそのまま流用しました。初手の制圧力を上げる要員でありながらトリル対策要員でもあります。現在のトリル構築はトリル要員+トリルサポート要員+トリルエース+高速襷エースといった構成が多く、トリルエースに満腹お香をトリックするだけで試合を有利に進めやすいです。
逆に言うと、トリックを決める前に倒されてしまうとかなり苦しい試合になるので大事に扱う必要があります。

猫騙
ダイマックスするとはいえ耐久に振っていないポリ2は場持ちが良くないので、動かれたら嫌なポケモンに積極的に使用します。ポリ2オーロンゲの並びはやはりトリルが想定されやすく、少しでもダメージを稼ごうとしてくるので基本的に通ります。
だいたい先発で出しますが、一旦引いておく理由にもなる重要な技です。

ウオノラゴン

持ち物:うしおのお香  陽気 頑丈顎
165-142-120-x-101-139

エラがみ/氷の牙/身代わり/守る

先発でダイアタックをしておくことで、後発のこのポケモンが活躍できる盤面が整います。オーロンゲの満腹お香トリックとの相性は言うまでもなく抜群です。
ヘイトを集めやすいので、ダイアタックしながら守る動きで一気に有利になれます。

氷の牙
エラがみを撃てない敵が基本的にゴリランダーだけなので、少しでもダメージを与えられるように採用しました。今回の大会では一度も撃ってませんが、他の技にしても基本的に撃ちません。

身代わり
構築のコンセプト技です。相手の後発ダイマを身代わりで受けて、小さくなった相手をエラがみで倒す動きが強力でした。
Sが下がった相手が引いてくると予想できる場合も積極的に使用します。

守る
守れるだけで使用感が30倍になります。身代わりしたあとに使うとかなり強いです。

一撃ウーラオス

持ち物:襷 陽気 不可視の拳
175-182-120-x-81-163

暗黒強打/インファイト/不意打ち/見切り

鋼タイプとゴーストタイプに有効打が薄いポリ2と攻めの補完が取れており、すぐに採用を決めました。自分が降らした霰で襷が潰れるのだけ少し気になりました。

ウツロイド

持ち物:パワフルハーブ 臆病 ビーストブースト
185-x-67-179-151-170

メテオビーム/ヘド爆/身代わり/守る

後発ダイジェット組に有利を取れるため採用しました。身代わりで相手のダイマを枯らせるだけでなく、ポリ2で荒らした後に出すことでビーストブーストの発動を狙いやすいです。先発ダイマしたのに後発にもダイマエースがいるイメージです。
初手ダイマで稼いだアドバンテージを維持するのに一役買った、構築の重要なポケモンです。

身代わり
ウツロイドの身代わりは特に、ポリ2に絶対に負けなくなる点が偉いです。

サンダー

持ち物:珠 臆病 静電気
165-x- 106-177-110-167

10万ボルト/暴風/熱風/見切り

バナコーに負けるのが嫌なので採用しました。対バナコー以外はほぼ出しませんが、構築単位で重めのレヒレや鉢巻ウーラオス、ゴリランダーなどの選出抑制になっていると思います。
サンダーの採用によって構築の見た目がよくあるスタンに似たため、先発での初見殺しが通りやすくなってます(断定)。

選出

先発ポリ2+オーロンゲ
後発ウツロイド・ウオノラゴン・ウーラオスから2匹

9割この選出です。
理想の展開としては、
①初手ダイマックスで1匹倒す。
②次のターン、慌てて出てきたダイマエースにトリックしつつ、ダイマしない方をポリ2で倒す。
③後ろの2匹で詰める
といった感じです。ウーラオスは諸々のスリップダメージで襷が削れると性能が大きく落ちるため、最後の1匹として出すことが多いです。

先発サンダー+オーロンゲ
後発ウツロイド・ウオノラゴン・ウーラオスから2匹

対バナコーと、余程サンダーの通りが良い場合の選出です。イエッサン入りのトリル構築に対してもこの選出をします。ダイサンダーとソウルクラッシュの集中でイエッサンを倒し、出てきたトリルエースに満腹お香トリックを決められるようにすれば、たとえトリルエースがブリザポスでも悪くない勝負になると思います。

先発ポリ2+ウーラオス
後発ウツロイド・ウオノラゴン・オーロンゲから2匹

レジギガスマタドガスの選出です。トリルを挑発で対策している構築なので、ダイアタックと暗黒強打の集中で初手にマタドガスを倒すと試合に勝ちます。

重いポケモン

後発鉢巻ゴリランダー
あまりいなかったのでなんとかなりましたが、グラスラの方向を一点読みする必要があり厳しいです。

後発鉢巻ウーラオス
ポリ2が1回しか動けないため厳しいですが、ソウルクラッシュで一撃で倒せるため何とかなります。

最速カミツルギ
サンダーの選出がほぼ必須になるため厳しいですが、お香をトリックできればポリ2でも勝てなくはないです。

ガオガエン
ガオガエンに強いポケモンは多いですが、どれも非ダイマ運用が主なポケモンなので猫騙しがキツいです。ポリ2通す上でも邪魔過ぎ。それ理解して出してくる人は皆強いので厳しいです。

カプレヒレ
数的有利さえ取れてれば勝てますが後発に控えているとやはりキツイです。

配置学

カプレヒレとゴリランダーはあんまり出してほしくないので、サンダーとウツロイドを上の方に置きました。
ポリ2がアタッカーだとバレると構築の強さが半減してしまうので、下の方に置いて対トリルでトリル返しする系のモンスターだと思ってもらいます。

結果

TNセンター爆死
31勝7敗 レート1821 最終1位
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最後に

構築の完成度には自信がありましたが、ここまでの結果を残せるとは思っておらず素直に嬉しいです。
下振れを大会序盤に消費しきって、終盤はあり得ないほど上振れたのも勝因だと感じてます。
ルールが変わっても、構築で勝てるプレイヤー目指して頑張ろうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!