【s10 ダブル】サイクル×スカーフカイオーガ

こんにちは。こげぱん🍎です。

今回はシリーズ10(ダイマなし禁伝1匹)ダブルで使用したカイオーガ軸を紹介します。サイクルを回しつつ上から潮吹きを打つ回数を稼ぐ新しい形だと思うので、是非ご覧ください。最後の方は反省文です。

↓使用構築

画像

構築経緯

ザシアンや黒バドレックスの上から瀕死級のダメージを与えられるスカーフカイオーガを軸に決めました。

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カイオーガはその対策ポケモンを初手に誘導しやすいことに着目し、ゴリランダーなどの草タイプに強く、対面操作のできるボルチェンサンダー蜻蛉ガオガエンを採用しました。サンダーにはゴツメを持たせ、ゴリランダーやザシアン・水ウーラオスなどのカイオーガを通す上で削りたいポケモンに、交代するだけで負荷をかけられるようにしました。この2匹は初手に出してゴリランダーを引かせるのに使うことが多いです。

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次に、雨との相性が良くゼルネアスや黒バドレックスなどのメジャーな禁伝に有利を取ることができるチョッキナットレイを採用しました。鉄の棘のスリップダメージも、相手のザシアンを潮吹き圏内に入れるのに役立ちます。

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ここまでの4体を基本の選出とし、残りの2匹は重いポケモンの対策に充てることにしました。まず重いのがレジエレキ。かなりの確率で出されるので、逆にレジエレキを起点に強い動きをできるポケモンを採用したいです。そこで白羽の矢が立ったのが剣舞ガブリアス身代わりランドロスです。

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さらに、黒バドレックスの隣にコジョンドなどがいるとナットレイでは怪しいことから、他の対黒バドレックス要素も盛り込みたいです。ここでは、影うちで縛ったりトリルでナットレイのサポートもできるミミッキュと、コピーすることでザシアンやムゲンダイナへの勝率も上げることができそうなメタモン、処理が遅れがちなポリゴン2なども殴れる悪ウーラオスが候補に挙がりました。

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ランクバトルでははじめ、ガブリアスミミッキュの組み合わせを試しました。挑発ミミッキュは対追い風パやトリルパで役に立った一方、構築の全体的な火力の低下が懸念点でした。また、ガブリアスは主にゴリランダーの影響で剣舞やスケイルショットを活かしにくくすぐにランドロスに変えました。そして、元々攻撃面を期待して採用しているのに命の珠すらないミミッキュに不安を感じ、相手のトリルエースや追い風要員などをコピーすることでミミッキュと同じ役割を担える(!?)メタモンを採用しててるチャレに臨みました。

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結果はメタモン出した過ぎ症候群で選出が歪んだのもありますが、目当てのポケモンをコピーできなかったときに、ただ相手よりHPの低いポケモンを選出しているだけというようなハンデマッチとなってしまいます(後攻とんぼる+メタモンは間違いなく強いので開拓待ってます)。てるチャレ終了後はメタモンを悪ウーラオスにし、対追い風パは対面処理を狙う方針に変えました。対トリルはナットレイガオガエンで頑張ります。こうして構築が完成しました。

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個体詳細

サンダー@ゴツメ 

197-x-148-145-113-120 静電気

ボルチェン/暴風/羽休め/守る(ウェザボ)

・臆病スカーフカイオーガの雨潮吹きほぼ耐え

ボルチェンで相手のゴリランダーが引くのに合わせてカイオーガを出します。化身ランドの処理を早めるために一時期ウェザボを試しましたが、倒せなかったのでやめました。ボルチェンではザシアンの身代わりを割れないので、守るを雷に変えてもよいかもしれません。ゴリランダーを倒すまで大事にする必要がありますが、大事にしすぎると隣が倒されて剣舞ザシアンに対面で負けるので注意が必要です。

カイオーガ@スカーフ

176-x-110-202-160-156 雨降らし

潮吹き/熱湯/冷ビ/雷

何回フルパワー潮吹きを撃てるかで勝敗が決まると言っても過言ではありません。熱湯は追加効果目的で撃つこともできるほか命中安定で詰め筋になるので優秀でしたが、もちろん根源の波動が欲しい場面もありました。臆病でなくてもザシアンの上から動ける可能性は高いですが、黒バドレックスに先制できるのも重要なので性格は臆病一択です。

化身ランドロス@珠

191-x-115-176-101-129 力ずく

大地/ヘド爆/身代わり/守る

・身代わりが136ガオガエンの雨フレドラほぼ耐え
・大地でオーガの1.2倍特化雨潮吹き耐えザシアンを確定

身代わりを残せればもちろん強いですが、特化ムゲンダイナのダイマックス砲やザシアンの巨獣斬を耐えないHPになってしまうので、使用には注意が必要でした。ここまで火力に振るとランドロスの身代わりをヘド爆で確実に壊せるのが偉かったです。

ガオガエン@オボン

202-136-140-x-111-94 威嚇

フレドラ/蜻蛉/挑発/猫騙

ゴリランダーを削るのが重要なので交代技は蜻蛉返りにしています。悪ウーラオスがいるため悪技は不要と判断し、モロバレルガオガエンに撃てる挑発を採用しました。

ナットレイ@チョッキ

181-160-152-x-136-22 鉄の棘

ウィップ/ジャイロ/叩き/ボディプレ(アイアンローラー)

最終日にボディプレスをアイアンローラーに変更して使用しましたが、一度GFを消したせいで試合最終盤にグラスラを先制で撃たれて困る場面も多かったので、ガオガエンにすることがあるボディプレスと一長一短だと思います。

悪ウーラオス@襷

176-182-120-x-80-163 不可視の拳

暗黒強打/インファ/不意打ち/守る

カイオーガなど、サイクルでしのげないと判断した相手には積極的に初手に投げて相手のエースと1対1交換を狙います。暗黒強打1発と不意打ちを1回打って退場することが多かったので意地っ張りの方がいいかもしれません。

反省点

・水タイプが重い

サンダーがカイオーガスイクンに強くないほか、ナットレイも素早さが遅く相手のガオガエンの干渉を受けてしまうので全然倒せません。特にスイクンには何かしらの仕事をされてしまうので、メタったはずの対ザシアンも安定しませんでした。

・ゴリランダーを削る速度が遅い

例えば折角スカーフカイオーガとランドザシアンの対面を作っても、一方を守りながら一方をゴリランダーに引くだけで間に合ってしまいます。サンダーの暴風をゴリランダーに浴びせられるのは基本的に相手を残り2匹にした後なので、ゴリランダーを削る手段が潮吹きととんぼ返りのみといった試合展開が割とよく結構な頻度でまあまああります。

カイオーガトリプルアクセルアマージョを並べた方が圧力がある

結果

s22最終日瞬間2桁

深夜に300位まで溶かしたのでスタンダードなトルネオーガを試したところ、ほぼ負けることなくレートを100弱上げることができました…悲しいですがトルネオーガの方が全然扱いやすく強いです

最後に

上から潮吹きを撃つのに、追い風や猫騙しに頼らない形を模索した結果このようになりました。障害は多いけど1発の火力が重い黒バドレックスのような使用感なので、気になった人はぜひ自分で研究してみてください。

自分は追い風や猫騙しに頼った構築も使ってみようと思います。それでは。