こげぱん🍎です。3月の予選で抜けることができたので、構築記事にします。
公開理由は、無理な相手が存在しているからと、公開しても構築の強さは変わらないと判断したからです。
構築の経緯
①組み始めはタケルライコ。特筆すべきは対水ウーラ性能であり、その役割を一番強く持てるゴツメHBベースで採用。この時点でサイクル寄りにしようとは考えていた。
②③タケルライコといえどもインファは痛いので威嚇要員が欲しい。ガオガエンでは格闘が一貫してしまうため、霊獣ランドとエンテイに分解して採用。エンテイはチョッキADベースにしてタケルライコと合わせて広い範囲を見れるようにした。
④ゴツメタケルライコがいると何が起きるかと言うと、スカーフ水流連打で縛られるポケモンを採用できるようになる。その筆頭であるハバカミを眼鏡で採用した。
⑤いくらなんでも水が一貫し過ぎなので、モロバレルを採用。交代技を持つポケモンを多く採用しており花粉団子を強く使える。
⑥ガオガエンの処理速度が遅いことが気になったので、水ウーラを採用。
メンツは固定にして、型の工夫で構築不利をなくすように考えた。
コンセプト
・胞子に頼らずにバレルを強く使う
・初手に火力枠2匹を出すことでテラスを強要する
・耐性テラスで固めて全員テラスできるようにする
・シングルっぽい並びだねと言われる
個体紹介
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラス:みず
実数値:141(84)-67-93(140)-181(76+)-156(4)-181(204)
技:ムーンフォース / シャドーボール / マジカルシャイン / ねごと
・最速トルネ抜き抜き
・晴れでC活性
・陽気パオの氷柱確定耐え
水テラスは眼鏡型としては珍しいが、想定されにくくよく刺さった。妖テラなら倒されてしまう返しの一撃を耐えることで、実質ダメージを2倍稼げるほか、花粉団子やサイクルとも相性が良い。
寝言はモロバレル対策として入れた。寝言が刺さって勝った試合はなかったが、寝かされても大丈夫な枠としてモロバレルと一緒に選出できたり、ガエンバレルのような初手にも迷いなくムンフォを押せたりするのが偉い。
ウーラオス(れんげき)
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:ゴースト
実数値:183(60)-198(236+)-121(4)-74-86(44)-138(164)
技:すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / とんぼがえり
・最速ツツミ抜き
・陽気ウーラの鉢巻インファ確定耐え
・Aできるだけ高く
草テラと選択だったが、既にバレルに厚めなことや水流連打をゴツメバレルで受けられたら結局草テラで解決しないことから、一番テラスを勝ちに繋げられそうな霊テラを選択。
エンテイかライコは出すことが多いため先制技のバリューが低いことからアイススピナーを採用。この技を活かせれば、後述の歪んだ霊獣ランドを採用せずに済んだかもしれない。
特性:いかく
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:はがね
実数値:183(148)-211(212+)-111(4)-112-101(4)-129(140)
技:じだんだ / いわなだれ / じしん / とんぼがえり
・最速ペリ抜き=準速ライコ抜き抜き
・威嚇入れた水ポンのツタこんぼう確定耐え
トリパ相手に味方を巻き込むマジシャ地震で焼け野原にする時しか生を実感できない。
イエカシラ対策のために鋼テラ鉢巻にしたが、テツノカシラ入りに3戦全敗だった。
空元気読みでガチグマの前で鋼テラしたら、地震で倒された。
モロバレルを入れた時点で威嚇に拘る必要はなかったかもしれない。鋼テラ身代わり化身ランドでも普通にイエカシラやガチグマに勝てたと思う。
特性:せいしんりょく
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:くさ
実数値:208(140)-176(196+)-106(4)-99-114(148)-123(20)
技:せいなるほのお / ストーンエッジ / バークアウト / しんそく
・準速70族抜き
・エッジで無振りイーユイ確一
・HP 16n、役割対象を考えてD厚め
バレル対策と単純にタイプ補完を考えて草テラ。ここまで耐久が高いと、草テラ読みのヘド爆や花粉団子が致命傷にならない。
聖炎の強さは、物理エースをやけどにすることでテラスを切らせにくくするところにある。意外と聖炎やけどを受け入れる選択をしてくる人が多く、焼いた時点で試合がほぼ決まることもある。
また、イーユイを意識して入れたエッジが優秀だった。ハバカミエンテイという初手が強く炎テラを誘うため、刺さりやすい。ムンフォエッジ集中でオボンでないガエンを出落ちさせることもできる。
キラフロルに勝つためバクアを地団駄にすることも考えたが、エッジじゃなくて地団駄を、地団駄じゃなくてエッジを撃てば良かったと後悔する場面が多く訪れそうだったのでやめた。モロバレルとバクアの相性が良く、聖炎やけどと合わせて多くのポケモン相手にHP無限ループを仕掛けられる。
タケルライコ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
実数値:224(188)-83-140(228)-183(76+)-110(4)-97(12)
技:ボルトチェンジ / りゅうせいぐん / じんらい / まもる
・迅雷で無振り水ウーラ確一
・HP 16n、役割対象を考えてB厚め
ハバカミの代わりに対悪ウーラを担ってもらうため妖テラ。
火力は低いが、ゴツメと合わせて役割の遂行には問題ない範囲だった。
火力枠で殴る→ライコ引き→ボルチェンしながら味方花粉団子で、火力枠の延命をしつつ、次ターンゴツメを受け出す方向じゃんけんする動きがシンプルに強く、サイクルの潤滑油の役割を担った。また、流星群で下がったCをリセットするのにもボルチェンが役立った。
特性:さいせいりょく
性格:ずぶとい
持ち物:オボンのみ
テラス:みず
実数値:220(244)-94-121(156+)-106(4)-112(92)-52(12)
技:かふんだんご / キノコのほうし / いかりのこな / まもる
・陽気パオの氷柱確定耐え
・S ミラー意識でちょい伸ばし
パオジアン系統に行動回数を増やすために水テラ。
モロバレルを縛ってくるポケモン+モロバレル(例:飛行テラトドツキ+バレル)の並びに対して、モロバレル方向に攻撃技と胞子を集中する動きをされて詰むケースが見られたため、素早さを伸ばして最低限胞子交換できるようにした。また、花粉団子で先に味方を回復するのにも素早さ振りは役立った。
選出と立ち回り
基本選出
先発ハバカミ 後発バレル/ライコまたはその両方
もう1匹の先発は、
基本的にはエンテイ
行けそうなら水ウーラ
威嚇が必要or対トリルor対イエカシラなら霊獣ランド
といった感じ。
行けそうな時しか投げないから水ウーラの勝率は高く出てるし、戦犯だった霊獣ランドの選出率と勝率は低い水準。
立ち回り
出し勝ち→ポコポコ殴る
出し負け→両引きor片方引きながらテラスで数的有利を取る
全員耐性テラスで採用しているため、壊滅的な出し負けはほとんどないはず。
テラスタルを切った回数
ハバカミ11 選出時のテラス率27.5%
エンテイ7 18.9%
霊獣ランド6 35.3%
ライコ4 18.2%
水ウーラ4 20.0%
バレル4 14.3%
概ね想定通りの結果となった。守れないポケモンが多いため、バレルの王道の動き「守る+テラ胞子」ができない。逆に、反転テラスしながら強めに殴る+バレル守る(胞子、花粉団子)で大きなアドバンテージを得られる。
地面の一貫をランドでしか切れておらず、バレルで誤魔化しているため、地面全体技が絶望的に重い(地震ランド、熱砂ランド、原種ガチグマ等)
キラフロル(岩の一貫がヤバい)
テツノカシラ(エスパーの一貫がヤバい)
結果
30勝11敗 R1746 予選通過
最後に
決して構築自体の完成度は高くないですが、構築の趣味と結果を両立できて満足しています。本戦でも頑張ろうと思います。
最後まで閲覧ありがとうございました!質問等あればTwitterのDMまでよろしくお願いします。